top of page

洋裁初心者の授業の進め方2(教室のサンプル服からの展開の場合)

前回の続きになりますが、型(パターン)作成の話から。 今回袖の幅をサンプル服より広く変更することにしたので、前後身頃の袖の製図を希望通りに引きなおします。次に袖の作図に入る前に、前と後ろの袖ぐりの長さを測ります。

ちまちまと、曲線にあわせてFAHとBAHをメジャーで計測する生徒さん。 これを元に袖の作図(すみません、写真撮るの忘れた)。袖の作図は好みの袖山寸法をとり、前後AH(アームホール=袖ぐりの長さ実寸)の線を引いて袖幅を決める→袖山の作図→袖口の作図。ですが、図を元に説明しないと意味分かりませんね。。


初心者には多分意味不明だろうとは思うものの、やりながら一応何をやっているかの説明をしながら目の前で作図。

出来上がった縫い代付パターンがこちら。これを使って、布の裁断をします。


今回シーチングで作ることに(シーチングは、型見本用の安い布)。 そんなにたいして布目も狂っていないこともあり、簡単に地直し。

布はしの直角を確認しつつ簡単にアイロンでシワのばしをします(高級布のときは厳密にやります)。


意外や、これが時間がかかるのです。2~3メートルでも30分ぐらいアイロンで時間が取られる。

家で地直しをして、紙筒に巻いて持ってきた生徒さんが今まで何名かおられましたが、そういう形で段取して来ると効率が良いですね。


裁断はこんな感じで。

パターンそのものにすでに縫い代がついているので、ジャストサイズで切っていきます。 裁断自体は鋏でも円カッターでも何でもいいです。お好みのもので。個人的には円カッターのほうがスピードが出るので、気に入っています(型紙も一緒に切ってしまわないように注意)。


次は、やっと縫いの段階に進みます。


閲覧数:1回0件のコメント
bottom of page